「伸縮ハンドル」カテゴリーアーカイブ

伸縮ハンドル、壊さない使い方 1

伸縮ハンドルのしくみ 

伸縮ハンドルはデリケートなメカニズムですが、自然に劣化する部品はありません。故障の大多数は人の扱いによって起こります。

まずは構造からアバウトに見て見ましょう

使い方がわかれば仕組みなんかいらん方は 次へ>

一番多いストッパー形式の3段伸縮タイプ。 
3段階の左右に一個づつストッパーがあります

このほかにも別のメカニズムがありますが、このタイプがほとんどです。

ストッパーは大体こんな風です。
下へ押すと横へ引っ込みます。

                          次へ>

 ・伸縮ハンドルのしくみ
 ・縮める時(必見) 
 ・伸ばす時
 ・使ってる時
 ・故障しちゃったら

伸縮ハンドル、壊さない使い方 2

伸縮ハンドルを壊さない操作法1・収納時 
上段パイプ

2ステップ操作で傷んだ伸縮ハンドルもスイスイ動きます。そして寿命を延ばします。
まずは一番壊しやすい収納時の操作法

第1ステップではハンドルを押し下げないで、ボタンだけを握り部分に押し込みます。
握り部分を下から支え、ボタンだけを握りに押し込むとストッパー爪は抵抗なく引っ込みます。
次に第2ステップでハンドルを押し下げます。

収納するときボタンを押しながら同時に握り部分を押し下げている人がほとんどですが、ストッパーに無用な摩擦を与えて傷つけています。
2ステップに分ける事で寿命がぐっと延びます

大型のスーツケースではスーツケース本体の外に1段だけパイプが出てきてストッパーは見えません。ストッパーが本体内に隠れているだけで仕組みはこの上段パイプと同じ、2ステップ法も同じです。

伸縮ハンドルを壊さない操作法2・収納時 
中段パイプの縮め方

一番壊しやすいのが中段パイプです中段以下のストッパーはボタンでは引っ込みません、上のパイプの下端が中段ストッパーの頭部を押すと引っ込みます。

ACEGENEなど一部の機種では中段以降も押しボタンを押して収納するタイプがあります。それらの機種ではこのページの操作の後もう一度押しボタンを押すなどの操作が必要な場合があります。
健全なうちにお確かめください

新品のうちは上段パイプが下りてくるだけで中段ストッパーが引っ込みますが、やがて引っかかるようになります。

ここでの操作のコツは上段と同じです。
第一ステップ「中段パイプを押し下げずに、上段パイプを中断パイプの中に押し込む」
=「中段パイプの上端を握って下がらないように支えて、上段パイプを親指で押し込む」です。
左右両方のパイプでカチッと音がしたら第2ステップで下げます

ストッパーにストレスを与えず引っ込めるやり方です。
3段目以降は中段と同じやり方です。

<前へ                      次へ>

 ・伸縮ハンドルのしくみ
 ・縮める時(必見) 
 ・伸ばす時
 ・使ってる時
 ・故障しちゃったら

伸縮ハンドル、壊さない使い方 3

伸縮ハンドルを壊さない操作法・伸ばし方

2ステップ操作で傷んだ伸縮ハンドルもスイスイ動きます。そして寿命を延ばします。
二番目伸ばす時の操作法

第1ステップではハンドルを押し下げも引き上げもしないで、ボタンだけを握り部分に押し込みます。
握り部分を下から支え、ボタンだけを握りに押し込むとストッパー爪は抵抗なく引っ込みます。
次に第2ステップでハンドルを引き上げます。



2段以上の伸縮パイプは最大長さまで引き上げて、左右のパイプ継ぎ目が同じ高さになってから、ボタンを押したままパイプを押し下げて好みの高さにします。
下の写真のように左右の継ぎ目が段違いのまま使うと故障原因になります

<前へ                      次へ>

 ・伸縮ハンドルのしくみ
 ・縮める時(必見) 
 ・伸ばす時
 ・使ってる時
 ・故障しちゃったら

伸縮ハンドル、壊さない使い方 4

伸縮ハンドルを壊さない使用法

ハンドルを延ばして引いていて、階段などに差し掛かった時、ついそのまま伸縮ハンドルで持ち上げてしまいますね。
それ絶対ダメです。持ち上げるのは固定ハンドルです。

伸ばしたハンドルに別の荷物を載せ、傾けて引く
これもダメです。段差でガタゴトその衝撃でパイプが割れたりたわんだり。
一部のメーカーでそういう使用法を取説に書いている銘柄以外はしてはいけません。
4輪でのみ走行するなら多少はマシ?

<前へ        
 ・伸縮ハンドルのしくみ
 ・縮める時(必見) 
 ・伸ばす時
 ・使ってる時
 ・故障しちゃったら

伸縮ハンドルが旅先故障したら

伸縮ハンドルが旅先で故障したら

不便を減らし、ダメージを拡げずに旅先から帰還するための応急法をまとめました。

それ以前に壊れないように気を付けましょう。
スーツケースを持ち上げる時は固定ハンドルで持ち上げてください。伸縮ハンドルで持ち上げると壊れます。
以下で説明するストッパーは小指の先ほどの小さな華奢な部品です。本体と荷物の重量をかけると簡単に壊れます。

故障パターン
(1) 伸びたまま縮められない
(2) 縮んだまま伸ばせない
(3) 伸ばした位置で固定できず離すと縮む
(4) 収納位置で固定できず勝手に出てくる
(5) パイプが曲がった、折れた


故障パターン(1)と(2)はパイプ長さを固定するストッパーが出たまま引っ込まないのが原因です。
パイプから横に出ている金属の突起です。
これを指で押し込んでやると長さが変更できます。
押し込めない場合は内部で部品のカケラがはさまってます。寝かせたり逆さまにしてコンコン叩くと外れる事があります。

本体の中にもストッパーがあります。穴は上下に2か所開いててストッパーはどちらかに出てます。
伸ばしてる時は上、収納時は下です。
パイプの裏側に隠れている場合もあります。
これも押し込んでやると動かないパイプが動きます。

最近のスーツケースはほとんどがファスナー式です。縦又は横に直線のファスナーが多いですが、時々外周ぐるりのタイプもあります。
古いスーツケースで内袋が糊貼りしてあるものもあります。布地の上から触ってストッパーを探します。





故障パターン(3)(4)の場合

故障パターン(3)、(4)の場合は出るべき位置でストッパーが出てこない故障です。旅先の応急処置はガムテープで固定するのが簡便です。
耳を付けておくと位置替えもスムーズです。
航空機搭乗の際は収納して固定しないとぽっきり折られてしまいます。




故障パターン(5)では

旅先でパイプが折れてしった場合は吊り下げハンドル(上の写真で薄茶色の固定ハンドル)にひもかベルトをつけて傾けるぐらいしか手がありません。
折れちゃったパイプも持ち帰ると修理に使えるかもしれません

 ・伸縮ハンドルのしくみ
 ・縮める時(必見) 
 ・伸ばす時
 ・使ってる時
 ・故障しちゃったら