ACE(エース)スーツケース修理|コイルファスナーのはがれ補修
三重県桑名市のO様より ACE(エース)スーツケースのファスナー修理を承りました。

修理前↑
ファスナーの布テープ部分からコイル(エレメント)が剥がれてしまい、スライダーが噛み合わず開閉できない状態でお持ち込みいただきました。
実は、コイルファスナーの「コイルはがれ補修」は非常に高度な縫製技術を要する難易度の高い修理です。全国的にもこのレベルの補修を綺麗にこなせる職人は日本全国を探しても片手で数えるほど(5人もいるかどうか)と言われています。
たまにご自身で直そうとして接着剤で固定しようとされる方がいらっしゃいますが、これは絶対に避けてください。接着剤で固めてしまうとテープの柔軟性が失われ、かえって修理不能に陥ってしまいます。ファスナーは開け閉めする原理として、布テープが直線や曲線を帯びて変形することでエレメントが開閉する構造になっています。無理に接着せず、壊れる前に日頃からファスナーを壊す前にお手入れを行うことが長持ちの秘訣です。
修理後↓

はがれていたコイル部分を特殊技術で元通りに縫い直し、スムーズなスライド開閉がしっかりと復活いたしました。
立姿↓

開口部のファスナーラインが歪みなく美しく整い、本来の凛とした立ち姿を取り戻しました。開閉時のストレスもなくなり、これからも安心してお使いいただけます。